コンプリート・シャーロック・ホームズ
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「何を喰らうんだ?」マクマードは隣の男にささやいた。

「鹿撃弾の先だ!」その男は大笑いして叫んだ。「うちのやり方をどう思う、同志?」

マクマードは、今や自分がその一員となった恥ずべき組織のやり方に夢中になり、犯罪者としての心を掻き立てられたように見えた。「俺は気に入った」彼は言った。「ここは血の気の多い奴には向いた場所だ」

彼の周りに座っていた何人かがそれを聞いて拍手をした。

「なんだ?」黒い髭を生やした支部長がテーブルの端から叫んだ。

「新入りです。彼は我々のやり方が性に合うと」

マクマードはすぐに立ち上がった。「申し上げたい、偉大なる支部長。もし始末する必要がある男がいるなら、支部を手助けできる役に選ばれれば光栄だと」

これには大拍手が起こった。新しい太陽が水平線の上にその縁を見せ始めたように思われた。長老の何人かは、これが少し急すぎるように思った。

「提案したい」秘書官のハラウェイが言った。議長の近くに座っていた灰色のあごひげを生やした鷲のような顔をした老人だった。「マクマード同志は、彼を使うのが支部の素晴らしい喜びとなるまで待つべきだと思う」

「もちろん、私はそういう意図で申し上げました。あなた方の裁定に従います」マクマードは言った。

「お前の番は来る、同志」議長が言った。「お前がやる気のある男だということは分かっている。そしてお前がここで良い仕事ができるだろうという事を信じている。それほど望むなら、今夜ちょっとした仕事があるから、それに手を貸してもらってもいい」

「何かやりがいのある仕事を待っています」

「今夜行っていい。ともかく、そうすれば我々がこの地域社会で何のために戦っているか分かるだろう。後で告知するつもりだ。それまでは・・・・」彼は議題の紙をちらっと見た。「一つ、二つさらにこの会議にかけたいことがある。まず最初に、銀行残高について会計状況を確認したい。支部の仕事をしている最中に殺されたジム・カーナウェイの未亡人の年金がある。彼女に不便をかけないように計らうのは我々の努めだ」

「ジムはマーリー・クリークのチェスター・ウィルコックを殺そうとして、先月撃たれたんだ」マクマードの隣の男が教えた。

「現在資金は問題ない」会計係が前に預金通帳を置いて言った。「最近、マックス・リンダー社は物分りがよくなっている。何もしないならと、500ドルを支払った。ウォーカー・ブラザーズは100ドル送ってきたが、俺は送り返して500ドル要求した。もし水曜までに連絡がなければ、巻き上げ装置が故障することになるだろう。奴らの聞き分けが良くするために、去年は破砕機を燃やさなければならなかった。それから、ウェスト・セクション石炭会社が年度負担金を支払っている。我々はどんな負担にも十分に耐えられる資金がある」

「アーチー・スウィンドンはどうなった?」一人の同志が尋ねた。

「彼は売り払ってここから出て行った。あのじじいめ、こんな書置きを残していきやがった。好き勝手をする恐喝者に囲まれて大きな鉱山所有者でいるよりも、ニューヨークで交差点掃除人になったほうがましだとよ。畜生、あいつはこの手紙が俺らのところに着くまでに逃げて命拾いしたな!もう二度とこの谷には顔を見せないだろう」